映画はプロジェクターで観たい
『トイレの花子さん』という映画をご覧になったことがありますか?
小学生の都市伝説として広まった怪談ブームを受けて製作され、東宝の『学校の怪談』と同時期の公開となり、競作みたいな形になりました。
SFXに凝ったエンターテイメント性の強い『学校の怪談』に比べて、いじめの問題など子供たちの心理を中心に描こうとしたのが松竹らしいところでしょうか。
この映画をこの間、プロジェクター レンタルで観たのです。
小学生の怪談ブームの頃、東宝の『学校の怪談』に対して、松竹ではこの『トイレの花子さん』が作られました。
前者はファンタジー・タッチのミステリー。
そして、本作はサイコな幼女連続殺人犯が登場するような物語です。
同じブームを当て込んで制作しても、映画会社によってこうも違うものか・・・。
後者はかなり気色悪いです。
神戸の事件の後ならば間違いなくカットされていたであろう、ヤギの生首をカマで切り飛ばすシーンや、『シャイニング』調の殺人犯。
東宝側は元気でハツラツとした女の先生なのですが、松竹は職員室でお色気を充満させる大塚寧々。
無意味に安堵感を提供する野村宏伸に対しては、無根拠に不安感を漂わせる豊川悦司。
『ドラえもん』と『死霊のはらわた』くらいの違いがあります。
この件について、双方の作品のファンであるという、ロリコンの知人に意見を求めたところ、「どうでもいい」とつれない答え・・・。
わたしとしては後半部分の小学生同士のキスシーンに一番重たい雰囲気を感じたのですが、なんだかドンヨリと暗い子供用映画でした。