本当は40分だけ
アメリカの研究者フランケルは、18人の慢性不眠症患者に五夜連続して検査室にきてもらい眠りを調べました。
患者群に年齢と性とを一致させて、比較対照のために正常人18人のグループも同時に調べました。
毎朝みなに寝入るまでどれだけかかったか、どれだけの時問を眠りに費やしたかをたずねました。
結果は大変明快でした。
正常人はフランスベッドで寝入るまでの時間を平均してかなり正確に測っていたのに対し、慢性不眠症患者は27分も多めに見積もっていたのでした。
同じように、不眠症患者群はほんとうに眠っていた時間をきっちり半時間だけ少なめに見積もりました。
いっぽう正常人群は、全睡眠時間を平均して半時間同様に間違えましたけれども、こちらは楽観的なほうに間違えたのです――つまり実際に眠った睡眠量を多めに見積もったのです!
客観的な評価による事実として、不眠症患者群は、正常人より平均しで40分だけすくなく眠ったことがわかります。