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2010年06月 アーカイブ

中国人は冷めた弁当は食べないの?・・・その3

中国にもお弁当に似た「盒飯(ホーファン・he2fan4)」といわれるものがあります。

昼時に屋台などで売られており、発泡スチロール製の容器にご飯とおかず数種類を詰めるものです。

その場で食べることもありますし、容器入りなのでお弁当のように持ち運びもできちゃいます。

ですが、やはりご飯もおかずも温かいものに限られています。

最近では日本のように、コンビニでお弁当やおにぎりも売られていますが、やはり冷めたものは人気がないみたいです。

注意すべき点は中国人の味覚のみならず、冷めた料理から受ける印象も然りです。

中国人にとって本来の食事は温かいものなので、冷めた料理を出されると「冷遇されている」「侮辱を受けている」と受け取る中国人も少なくないようです。

中国ビジネスにおいてランチ・ミーティングをする際には、冷めた弁当を出さないよう充分配慮すべきですね!

広州の野味料理「幻の果子狸」

中国南部、特に広州地方の代表的な料理として「野味(野生の獣類)料理」があります。

アワビ・フカヒレ・燕の巣などの高級食材を使う料理から、蛇・蛙・アナグマなど野生の獣まで何でも食べると言われる広州の人々。

なかでも野味料理が世界中で注目されたのは2003年のことです。

その年の冬に中国で大流行した新型肺炎SARS。

感染原因のひとつと推定されたのが「果子狸(ゴォズーリー・guo2zi31i2)」でした。

日本ではその鼻筋にとおる白い線から「ハクビシン(白鼻芯)」といわれる動物です。

果子狸は昔から、野味料理の中でも高級食材のひとつとして扱われてきました。

果物を好んで食べるため、その肉は上品な甘みがあるようです。

有名な果子狸料理としては、しょうゆ味で煮込んだ「紅焼果子狸(ホンシャオゴォズーリー・hong2shaolguo2zi31i2)」があります。

しかし、SARSの感染源としての疑いから、果子狸の一斉処分が行われました。

以降、野味料理に対して厳しい取締りが行われています。

広東省深釧市衛生局の発表した食品安全警告公告では、伝染病防治法や食品衛生法などに基づいて飲食店での果子狸などの提供を禁じています。

野味料理の食材は果子狸だけではありませんが、現在は蛇・猫・アナグマなどすべての野生動物について、食用禁止の方向へと進んでいます。

長い歴史をもち、市民に親しまれてきた「野味料理」の伝統は、衰退の一途をたどっているのです。

かつての名物料理「紅焼果子狸」や蛇・猫・鶏を使った「竜虎鳳大会(ロンフーフォンターフェイ・long2hu3feng4da4hui4)」などは幻の料理となってしまうのでしょうね・・・。

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