中国の円卓と大皿料理・・・その2
大勢で円卓を囲んで大皿料理を分け合う中国の食習慣は、食事の作法を重んじる日本や西欧と比較すると、その考え方の違いは明らかです。
大皿に盛られた料理を皆で取り分けて食べるという行為は、初めから個別に用意された料理を食べる習慣の強い欧米人にとっては、なかなか馴染めないことかもしれません。
また「同じ釜の飯を食う」という言葉がある日本でさえ、実際のところは個別によそられた料理を食することが多いものです。
ですが、中国では文字通り、同じ皿の料理を分け合って食べるのです・ホストはゲストに料理を取り分けることでもてなしの心を表現し、ゲストもそんな行為を受けることでより親密な関係を築いてきました。
中国独自の円卓と大皿料理には、長い年月をかけてさまざまな民族が融合し、ひとつの国を作り上げてきた中国ならではの、相手を思うもてなしの心とコミュニケーション方法が隠されています。